椅子づくりの材料調達はこんなに身近なところから

 9月から始まる1年生のグリーンウッドワークの椅子づくり。例年は飛騨市へ丸太を買いに出かけていたのですが、今年はもっと身近な森を利用しようと、森林文化アカデミーに隣接する演習林の木を使うことにしました。

林業再生講座の杉本先生、2年生の笠木君、アカデミー卒業生で演習林管理人の佐藤さんと共に森へ入りました。しばらく歩いて、手頃なクリを発見。クリは割りやすく削りやすいのでグリーンウッドワークに最適なのです。さっそく笠木君に伐採してもらいます。



適当な長さにした後は林内作業車で搬出。


実習用の木工材料をこんな形で調達している学校は、おそらく他にないのではないでしょうか。これができるのが森林文化アカデミーの強みです。
国内ではこれまで家具作りに使ってきた広葉樹の大径木がいよいよ底をつき、海外から輸入する木材も環境保護のための規制や近隣諸国との競争などから日本に入りにくくなっていると聞きます。これからは、もっと身近な森の資源を利用する工夫が求められます。森林文化アカデミーでも、この分野の実習をいっそう強化していこうと思います。

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